本編で紹介した本を含めて、ここでは社会活動家や政治家の自伝で、私が読んだもの、読もうとして買ったがまだ読んでいないもの(恥ずかしいことですが、実はこちらの方が多い)の一部を、購入の参考になるように出版社名などを入れて紹介します。
自伝と言っても、ここに出てくるものは私のバイアスのかかったものばかりですし、英語学習上の難易度もバラバラです。本編の繰り返しになりますが、自分の好きな人物の自伝で読んでみたいと思うもの、また日本語で読んだことのあるものを選ぶのがいいと思います。それと、読破にこだわる必要もありません。気に入った段落、文章、フレーズだけでもいいのです。「好き」にこだわって勉強するのが、民際英語学習の作法です。
なお、以下の本は書店で簡単に手に入るものもありますし、事実上絶版のものもあります。ただ、アマゾン・ドット・コムなどで中古在庫を探すこともできます。また、手に入りにくい英書も比較的簡単に買えますので、オンライン購入がお勧めです。
まずは、ノーベル平和賞受賞者を3人。
ネルソン・マンデラは、“Long Walk to Freedom”(Abacus)、『自由への長い道』(東江一紀訳、日本放送出版協会)。
マーチン・ルーサー・キングは、”The Autobiography of Martin Luther King Jr.”(Edited by Clayborne Carson, IPM/Warner Books)、『マーティン・ルーサー・キング自伝』(梶原寿訳、日本基督教団出版局)。これは、生前のキング牧師の演説や論文、著作などを編集して1冊の自伝に仕立てたユニークな本。
ダライ・ラマは、”Freedom in Exile”(Harper San Francisco)、『ダライ・ラマ自伝』(山際素男訳、文藝春秋)
次は同時代の政治家シリーズ。いずれも面白く読みやすいですが、生臭さが鼻につく場合がありますので、ご注意を。
コリン・パウエルの”My American Journey”(Ballantine Books)、『マイ・アメリカン・ジャーニー』(鈴木主税訳、角川文庫、上下2冊)。ヒラリー・クリントンの”Living History”(Scribner)、『リビング・ヒストリー』(酒井洋子訳、早川書房)。ビル・クリントンの”My Life”(Vintage, Volume I/II)、『マイライフ』(楡井浩一訳、朝日新聞社)。
なお、上記クリントン夫妻の2冊は本人吹き込みのCDもあります。ヒアリングの練習もという方はこちらもどうぞ。
抜群に面白いマルコムXの自伝は、”The Autobiography of Malcolm X”(Ballantine Books)、『完訳マルコムX自伝』(濱本武雄訳、中公文庫)。
比較的やさしいのが、「18.二つの死」で紹介するアメリカの「公民権運動の母」と呼ばれるローザ・パークスの自伝、”My Story”(Puffin Books)、『ローザ・パークス自伝』(高橋朋子訳、潮出版社)。
日本人では、前国連難民高等弁務官の緒方貞子。”The Turbulent Decade”(Norton)、『紛争と難民 緒方貞子の回想』(集英社)。内容が固いので、攻略は簡単ではないかもしれません。